3FファイルのRAW現像方法

スキャンデータが届いたら

フィルムごとのセットアップを設定保存する

保存したセットアップをもとに

現像処理

 

写真データ

完成

1.3FRAWデータをFLEXCOLORで開きます

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フレックスカラーをインストール後、立ち上げたら”保存”ボタンの下のボタン(赤矢印)を押し、3F RAWファイルの保存されているフォルダーを選択します。フォルダーを選択したら、その中から3F RAWファイルを1枚をダブルクリックして選択します。するとFLEXCOLORの画面が撮影モードから現像モードに切り替わります。

6×6のネガフィルムの場合の説明です。

後処理に有利なRGB16ビットを選択します。

出力したい解像度を選択します。ここでは3200PPIを選択しています。

2.3FRAWデータのセットアップデータを設定します

■この部分の設定を行います。クリックするとフィルムメーカーの銘柄が出ますが、選択してもほぼ満足のいく色、濃度にはなりませんので(フィルムの現像などの状況により変化するため)、フィルムに合わせたカスタムセットアップをする方法を説明します。

3F RAWデータを開くと、色がかぶった状態で表示されますが、

あくまでデフォルトのセットアップ(NegativeRGB)の表示です。

 

この3F RAWデータのベース色、濃度等を設定(セットアップ)として書き出すための作業に進みます。

 

フィルムの持っているベース色等基本的な色再現のテンプレートとして設定を保存するのが目的のため、露出、ホワイトバランスなど太陽光に忠実なうえ、順光で標準的に写っているファイルで作業をする事をお勧めします。

 

銘柄のフィルム等を使用するときはフィルムごとに設定(セットアップ)を作成しておくと作業がスムーズになります。

 

一度基本設定(セットアップ)を保存すれば、次のコマからはワンクリックでカラーバランス、濃度が整った状態でファイルが表示されるようになります。

3.セットアップを作成するための色補正の手順

まずはヒストグラムからフィルムのトーンを決定する作業です。調整ボックスの一番左の赤いボタンをクリックすると、ヒストグラム画面が開きます。ここで注意するのは必ずヒストグラムから調整する事です。トーンカーブなどのボタンから調整すると後の作業が非常に難しくなるので、必ずヒストグラムから調整するようにしましょう。

4.ヒストグラム調整からレベル補正を行います

■まずはフィルム上に再現されているハイライトからシャドーのポイントを決定します。1〜4の手順で行います。

 

1.オートボタン

3Fファイル上のレベル補正をオートで処理します。ハイライトからシャドーまできれいに表現されている場合はこのオートボタンだけでOKです。ほぼ白飛び黒潰れのない画像表示になります。うまく行かない場合は下記でそれぞれポイントを設定します。

 

2.ハイライトポイント

右側255がネガのハイライト情報を一番拾えるのですが、ハイライト付近が色カブリしやすくなるので245〜250あたりでとどめておくのがお勧めです。(後ほど本番現像時にハイライトを出す事は可能です)

 

3.シャドーポイント

山が切れているところまで入っていれば黒がつぶれる事はありません。

 

4.中間ポイント

スライダーを左右に動かす事によってハイライト、シャドーに影響しないように明るさを変化させる事が出来ます。ハイキー、ローキー等全体の雰囲気を決定します。ただし、ココでは基準になる設定を保存するのが目的なので、きっちりと基準になるデータになるように調整し、決定します。

 

うまく行かない場合ネガの状態を確認しましょう

ここまで調整してうまくトーンが拾えない場合、フィルムがアンダーだったり、オーバーだったりする場合があります。適正露出できっちり撮れたフィルムの3F RAWデータでやり直す事をお勧めします。

■レベル補正後の画像です。先ほどの画像に比べるとハイライト部分が良く拾えている事がわかります。シャドー部分も潰れていない状態です。この時点では色はまだかぶった状態です。

 

 

 

5.ホワイトバランスの補正を行います

■次にホワイトバランスを決定します。1〜3の手順で行います。

 

1.スポイトツツール

ヒストグラムウインドウ左側上部のスポイトツールの真ん中のボタンをクリックし、3Fファイル上のグレー部分をクリックしてホワイトバランスを自動で決定します。グレーの部分がない場合は下記に進みます。

 

 

2.RED(赤)ヒストグラム

ほとんどの場合カラーネガはオレンジベースですので、ややグリーン、もしくはシアンに偏ったデータが多いので、まずは赤から調整しておきます。

RED(赤)の中間スライダーを左へ動かすと赤っぽくなります。右へ動かすとシアンに変化していきます。

 

3..GREEN(緑)ヒストグラム

次にグリーン(緑)の中間スライダーを調整します。先ほど同様左へ動かすとグリーンに変化し右側へ動かすとマゼンダに変化していきます。ほとんどの場合、RED(赤)グリーン(緑)の2色のみの調整で完結できる事が多いですが、それでも色調がおかしい場合はブルー(青)の中間スライダーを動かして調整します。

 

 

ホワイトバランス補正後の画像です。見た目に近いナチュラルな色調になりました。

納得できない場合はヒストグラムダイアログ右上のボタンでリセットできますのでトーンの調整からやり直してください。

6.色補正のコツ

■色の補色関係を理解すると調整が簡単になりますので、覚えておきましょう。

 

赤(RED)      ←補色→ シアン

緑(GREEN)    ←補色→ マゼンダ

青(BLUE)       ←補色→ イエロー

7.補正したセットアップをテンプレートとして保存します

■上記で補正したトーン、およびホワイトバランスを設定(セットアップ)として保存する行程です。セットアップとして保存する事により、他のコマはこのセットアップを選択する事により簡単にきれいに表示させる事が出来ます。

 

1.設定保存

 

ファイル→セットアップをクリックします。

 

 

 

 

 

2.新規セットアップ

 

セットアップウインドウが開くので左下の新規をクリックします。その時モード、フレーム、解像度、などに間違いないかを確認します。

 

 

 

 

 

3.名称決定

 

セットアップの名称を記入するウインドウが開きますので、フィルムの銘柄などわかりやすい名前で保存します。

 

 

 

 

 

4.保存

 

セットアップ名が変更されました。完了を押せば、セットアップの設定終了です。

 

 

 

 

保存したセットアップで違うコマを選択してみた画像。ハイライトからシャドー、および色調もほぼ満足できる状態になりました。ここではあくまで本現像前のテンプレートとしてですので、コントラストおよび彩度等は抑えめに設定しておくと後調整で有利ですのでここでは彩度は未調整です。

8.3F RAWデータの本現像を行います

■基本的なセットアップが出来たら次は本現像に移ります。ここではネガに忠実に現像するのではなく、ネガの持つハイライトの伸びを意識した柔らかで透明感のある表現でフィニッシュしたいと思います。

 

 

 

 

1.先ほど作成したセットアップを選択

画像を開き先ほど作成したセットアップを選択します。するとハイライトからシャドーまで表現された眠ための画像が表示されます。このベースをもとに各パラメーターを調整していきます。

2.ヒストグラムで微調整

 

さわやかなグリーンを出したいので、グリーンを意識して調整してみます。RED(赤)の中間スライダーを右、グリーン(緑)の中間スライダーを左に少し動かし肌の色を意識しながらグリーンを際立たます。

3.グラデーションウインドウ

 

左から2つ目のグラデーションボタンを押すとグラデーションウインドウ(トーンカーブ)が開きます。

画像全体が少し眠たいので、全体的に引き締めるためにコントラストを少し上げ、トーンカーブの中間調べを持ち上げハイキー気味に演出します。また、明るさで白の抜けを調整します。

4.色補正ウインドウ

左から3番目の色補正ウインドウボタンを押すと色補正ウインドウが開きます。ここでは色を補正するのではなく、彩度を少し上げ雰囲気を出します。

 

 

5.テクスチャーウインドウ

ここではなにも触っていませんが、シャープにしたい場合等はアンシャープマスクを数値入力します。

6.完成

上記の設定で調整した画像がコチラ。ネガカラーらしい柔らかいトーンの写真が完成しました。

 

 

7.書き出し

左側上段の保存ボタンを押せば保存されます。